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犬を抱いた飼い主が、食品の原材料表示を獣医師と一緒に確認する場面(AI生成イメージ)

犬猫の結石の療法食中、おやつやふりかけは足していい?

結石のための療法食を食べている犬猫に、おやつやふりかけを足したいときは、先に主治医へ確認しましょう。「少量だから大丈夫」とは一律に決められません。いま石を溶かす治療中なのか、治療後の再発を防ぐための管理なのかによっても、食事の考え方が変わります。

ごほうびをあげたい。いつものごはんを、もう少し食べてほしい。そんなとき、何を伝えて相談すればよいのかを整理しました。

最初に聞きたいのは「今の食事の目的」

「結石用」と呼ばれていても、すべて同じ目的のフードではありません。まずは「この療法食は、今ある石を溶かすためですか。それとも、これからの管理のためですか」と聞いてみてください。

猫のストルバイトを食事で溶かす治療では、主治医が指定した溶解用の療法食を単独で与えるか、主治医が適合を確認したおやつに限って組み合わせます。別の療法食どうしでも、自己判断で混ぜないことが大切です。[1]

犬と猫、石の種類で確認することが違います

犬のストルバイトには尿路感染が関わることが多く、感染の検査や治療も重要です。一方、猫では感染を伴わないストルバイトが多くみられます。どちらも「食事だけで同じように対応できる」とは限りません。[2]

シュウ酸カルシウム結石は、食事で溶かすことはできません。食事管理は再発を防ぐための対策などとして、検査結果に合わせて考えます。尿を酸性にすればよいという単純な話でもありません。[1][2]

石の種類がまだ確認できていない場合は、そのことも相談しましょう。家庭で測った尿のpHだけで、石の種類や追加する食品を決めることはできません。[4]

袋の表と裏、与えたい量をセットで見せる

「ふりかけを使ってもいいですか」だけでは、どの商品をどれくらい使うかが伝わりません。次の内容をスマートフォンの写真やメモで用意すると、相談しやすくなります。

  • 今の療法食の正確な商品名、指示された1日量、実際に食べている量
  • 足したい商品の表裏の写真、原材料・成分表示
  • 与えたい1回量と1日の回数
  • 薬、サプリメント、歯みがきガム、投薬用のおやつも含めた一覧

「自然素材」「無添加」という表示だけでは、その子の療法食と組み合わせてよいかは判断できません。結石とは別の目的で使っているサプリも、まとめて主治医に伝えてください。[5]

ごほうびを続けたいときの相談例

ミネソタ大学の尿石センターは、選択した予防用フードの粒をごほうびに使う方法や、その食事に適合するおやつを挙げています。一方で、おやつの種類と結石形成については研究が十分でないことも説明しています。[3]

まずは「いつもの療法食を1日分から少し取り分け、ごほうびに使えますか」と聞いてみるのも一つです。足してよい量や使える商品を確認したら、家族にも同じ内容を共有しましょう。一般的なおやつの割合を、そのまま治療中の安全基準にはしないでください。

食べてくれないときは、追加する前に連絡を

食べた量と、食べなくなった時刻を伝え、食感や形状を変えられるか、別の選択肢があるかを相談しましょう。食べないまま我慢させたり、自己判断で次々にトッピングを増やしたりせず、食事計画を主治医と調整することが大切です。

何度も排尿姿勢を取るのに尿が出ない、痛がるなどの様子がある場合は、食事選びより受診を優先し、すぐに動物病院へ連絡してください。[4]

よくある質問

粉末をほんの少しなら、確認しなくてもよいですか?

量だけで併用の可否は決められません。商品の内容と予定量を、今の食事・治療の目的と合わせて確認してください。

石がなくなったら、おやつを自由に戻せますか?

その後の管理も石の種類や検査結果によって異なります。再開してよいものと量、次の検査時期を主治医に確認しましょう。[2]

「結石用」と書かれた商品なら、療法食と一緒に使えますか?

表示だけで一律に判断しないでください。療法食の代わりにはせず、追加する前に商品情報を見せて相談しましょう。

「出けっせき取ります」を検討している方へ

当店の「出けっせき取ります」を検討される場合も、商品情報を主治医に見せ、現在の療法食や薬との併用可否を確認してからお選びください。商品ページにはストルバイト用・シュウ酸カルシウム用の情報がありますが、石の種類だけで適合性が決まるわけではありません。この記事は、商品の溶解効果や再発予防効果を示すものではありません。

出けっせき取りますの原材料・商品情報を確認する(楽天市場)

相談の前に、尿検査へ持参する尿を、家で採る前の確認もご覧ください。

参考資料

  1. AAFP「Urolithiasis Consensus Statement」(2022年、猫の尿石症)
  2. Lulich ほか「ACVIM Small Animal Consensus Recommendations on the Treatment and Prevention of Uroliths in Dogs and Cats」(2016年)
  3. ミネソタ大学 Urolith Center「Frequently Asked Questions」
  4. Taylor ほか「2025 iCatCare consensus guidelines on the diagnosis and management of lower urinary tract diseases in cats」
  5. ミネソタ大学 Urolith Center「Are joint supplements OK for dogs and cats with uroliths?」

確認日:2026年11月2日。一般的な情報であり、個別の診断や食事指示に代わるものではありません。