コンテンツへ移動する
ペット用の歯磨き・添加物の比較

歯磨きサプリ・ジェル、何が入っている?(犬や猫は、口をゆすげない。)

この記事の要点

  • 犬猫用の歯磨きサプリ・ジェル7商品の原材料表示を、1品目ずつ「糖」「食品添加物」「グレー(エキス・抽出物など)」「そのままの食材」の4つに分けました。
  • 糖・添加物・グレーの合計は、A社26、B社29、C社10、D社5、E社4、F社1。食べる歯磨き革命は0でした。
  • 犬や猫は口をゆすげません。口に入れたものは、そのまま飲み込みます。
  • 7商品すべての原材料を、この記事の中に全部載せています。


犬猫用の歯磨きサプリとジェル、7商品。
原材料表示を1品目ずつ、4色に分けました。

赤は糖。黒は食品添加物。グレーは、エキスや抽出物など加工された機能性素材。透明は、そのままの食材。

この記事では、どう分けたか、何が入っていたか、1年でどれだけ口に入るかを、全部そのまま書きます。
判断するのは、読んでくださったあなたです。

ご飯のあと、犬は歯を磨きに行きますか?

ご飯を食べ終わった犬や猫が
「じゃあ、歯磨いてくるね」
と言って、洗面台に向かうのを見たことがありますか。

私は、一度もありません。

人は歯を磨いたあと、口をゆすいで吐き出せます。
でも犬や猫は、口に入れたものを、そのまま飲み込みます。

だから、歯磨きサプリやジェルは「口に塗るもの」ではなく「食べるもの」です。
食べるものなら、中身が気になる。
それだけの話です。

何をしたのか。原材料を4つに分けました

楽天市場で「犬 歯磨き」と検索して上位に出てくる商品から、粉末タイプ5つとジェルタイプ2つを選びました。
各社が公表している原材料表示を、そのまま書き起こしました。
そして、ひとつひとつの原材料を、4つに分けました。

赤=糖
砂糖・ブドウ糖・乳糖・トレハロース・オリゴ糖など。
黒=食品添加物
日本で食品添加物として指定・収載されていて、保存・乳化・増粘・pH調整・保湿・香味などの目的で使われているもの。
グレー=加工された機能性素材
エキス・抽出物・培養物・精製された成分・デキストリン類など。「悪いもの」という意味ではありません。原料名からは中身が分かりにくいもの、という意味です。
透明=そのままの食材
原料名を読めば、何なのかがそのまま分かるもの。

分け方は当社の基準です。
たとえば食物繊維(イヌリン、難消化性デキストリンなど)は、精製されていても食品素材として「透明」に入れました。
メチルパラベンは、日本の食品添加物には指定されていないので「黒」ではなく「グレー」です。
こういう線引きは、人によって変わります。だから、下に全部の原材料を載せます。ご自身で確かめてください。

結果。同じ「歯磨き」でも、中身はこんなに違う

画像の「合計」は、糖・添加物・グレーの数を足したものです。透明(そのままの食材)は数に入れていません。

商品 添加物 グレー 透明 合計 品目数
A社(ジェル) 0 3 23 4 26 30
B社(ジェル) 1 7 21 4 29 33
C社(粉末) 3 0 7 5 10 15
D社(粉末) 1 3 1 4 5 9
E社(粉末) 1 0 3 3 4 7
F社(粉末) 1 0 0 4 1 5
食べる歯磨き革命(粉末) 0 0 0 5 0 5

ジェルは塗るもので、粉末は食べるものです。用途が違うので、同じ土俵の比較ではありません。
ただ、犬や猫はどちらも飲み込みます。だから並べました。

1年で、どれだけ口に入るか

品目の数だけだと、量の感覚が出ません。
そこで、4kg以下の小型犬に、各社の目安どおり1日1回与えた場合の、1年間の量を出しました。

商品 1日の目安 1年間
A社(ジェル) 約1g 約365g
B社(ジェル) 1〜2g 365〜730g
C社(粉末) 約2g 約730g
D社(粉末) 約0.15g ※ 約55g ※
E社(粉末) 1.5g 約548g
F社(粉末) 約0.4g ※ 約146g ※
食べる歯磨き革命 0.5g 約183g

※D社は「小型犬1日0.57kcal」の表示から、F社は「内容量35g」を約3ヶ月分として推定。

500mlのペットボトル1本分を、1年かけて飲み込む商品もあります。
量が多いから悪い、という話ではありません。
ただ、「毎日ちょっと」は、1年で「けっこう」になる。それだけです。

ひとつだけ、計算できるものがありました。
E社は成分表示(タンパク質0.8%以上、脂質0.8%以上、粗繊維0.1%以下、灰分0.4%以下、水分3.5%以下)を公表しているので、差し引きで炭水化物が94.4%と出ます。
1年分の548gに掛けると、炭水化物は約517g。
角砂糖1個3.3gに置き換えると、約157個です。
原材料の1番目がイソマルトオリゴ糖なので、この炭水化物の大半は糖です。

同じ計算を当社でやると、炭水化物85.8%、1年で約157g、角砂糖にして約47個。
ただし当社の炭水化物は、青パパイヤや穀物麹や食物繊維の炭水化物で、糖類は足していません。
比べるなら、ここまで含めて見てほしいと思います。

知っておくと「へぇ」となること

  • 原材料表示は、多い順に書く決まりです。 1番目に書いてあるものが、一番多く入っているもの。今回の粉末6商品のうち、E社は1番目がイソマルトオリゴ糖でした。
  • 犬の唾液はアルカリ性です。 人は弱酸性。だから犬は虫歯になりにくい、と歯科担当の獣医師は解説しています。犬や猫の問題は虫歯ではなく、歯垢と歯石と歯周病です。
  • メチルパラベンは、日本では食品添加物に指定されていません。 食品添加物として指定されているパラベンは、イソブチル・イソプロピル・エチル・ブチル・プロピルの5種類(食品安全委員会の資料より)。化粧品には使えますが、食品には使えない成分です。
  • 「無添加」には、法律上の定義がありません。 何を添加物と呼ぶかは、書く人が決めています。当社の「完全無添加」も、当社の基準です。だから言葉ではなく、裏面を見る。
  • ジェルは「塗るもの」として売られていますが、犬や猫は飲み込みます。 人の歯磨き粉は吐き出す前提で作られています。犬猫用は「飲み込んでも良い素材か」で選ぶ、というのが当社の考えです。

「無添加」という言葉について

「無添加」には、法律で決まった定義がありません。
何を「添加物」と呼ぶかは、書く人が決めています。

だから、言葉だけで判断せず、裏を見る。
裏面の原材料表示だけは、書き方が決まっていて、入っているものを全部書かないといけないからです。
この記事で原材料を全部載せているのは、そのためです。

7商品の原材料、全部

社名は伏せていますが、原材料は公表表示をそのまま書き起こしています。
お手元の商品と見比べてみてください。

A社(ジェル)30品目

食品添加物(3)
グリセリン/水酸化K/ポリソルベート60

グレー(23)
シソエキス/ナタマメ種子エキス/プラセンタエキス/スイゼンジノリ多糖体/フィトンチッド(119種類植物エキス)/ビフィズス菌培養溶解質/乳酸桿菌溶解質/ヒアルロン酸Na/グルコシルヘスペリジン/BG/ヒドロキシアパタイト/ヒドロキシエチルセルロース/カルボマー/リン酸アスコルビルMg/メチルパラベン/デキストリン/マルトデキストリン/ヒト脂肪細胞順化培養液エキス/(クエン酸/乳酸/リノール酸/オレイン酸)グリセリル/ローズ水/1,2-ヘキサンジオール/カプリリルグリコール/トロポロン

そのままの食材(4)
水/リベチン含有卵黄粉末/乳酸菌末/オリーブ果実油

B社(ジェル)33品目

糖(1)
フラクトオリゴ糖

食品添加物(7)
ソルビトール/グリセリン/三リン酸5Na/乳酸Na/水酸化K/ポリソルベート60/香料(チキンフレーバー)

グレー(21)
植物性BG/ナタマメ種子エキス/カキタンニン/ミルエキス/メリアアザジラクタ葉エキス/KT-11乳酸桿菌溶解質/ビフィズス菌培養溶解質/ステビア葉/茎エキス/ヒト脂肪細胞順化培養液エキス/複合グリセリル/ヒドロキシエチルセルロース/カルボマー/ヒドロキシアパタイト/リン酸アスコルビルMg/1,2-ヘキサンジオール/カプリリルグリコール/トロポロン/ペンチレングリコール/フェノキシエタノール/マルトデキストリン/デキストリン

そのままの食材(4)
水/卵黄粉末/乳酸桿菌/オリーブ果実油

C社(粉末)15品目

糖(3)
乳糖/ブドウ糖/トレハロース

グレー(7)
ミルクカルシウム/ビフィズス菌培養代謝産物/デキストリン/ラクトフェリン/グルコースオキシダーゼ/ラクトパーオキシダーゼ/柿抽出エキス

そのままの食材(5)
乳製品/米粉/初乳/脱脂粉乳/乳酸菌(フェシューム菌)

D社(粉末)9品目

糖(1)
イソマルトオリゴ糖

食品添加物(3)
セルロース/ステアリン酸カルシウム/微粒二酸化ケイ素

グレー(1)
ラクトフェリン

そのままの食材(4)
チキンパウダー/難消化性デキストリン/乳酸菌(殺菌)末/なたまめ粉末

E社(粉末)7品目

糖(1)
イソマルトオリゴ糖

グレー(3)
ポリグルタミン酸/緑茶抽出物/デキストリン

そのままの食材(3)
リベチン含有卵黄粉末/マスティックパウダー/乳酸菌(殺菌)粉末

F社(粉末)5品目

糖(1)
イソマルトオリゴ糖

そのままの食材(4)
イヌリン/脱脂粉乳/カゼイ種HATA株生菌/殺菌サイリウムハスク

食べる歯磨き革命(粉末)5品目

そのままの食材(5)
青パパイヤ/酵素/くま笹/食物繊維/プロポリス

気づいたこと

粉末タイプ6商品のうち、5商品に「イソマルトオリゴ糖」か「乳糖・ブドウ糖」が入っていました。

なぜ歯のための商品に糖が入っているのか。
たぶん、犬や猫に食べてもらうためです。甘いほうが食べる。
それ自体は、悪いことではないと思います。

ただ、知らないで与えるのと、知っていて与えるのは、違う。
私たちは、そう思っています。

【ここからは宣伝です】

食べる歯磨き革命は、原材料が5つです。

青パパイヤ、酵素、くま笹、食物繊維、プロポリス。
エキスも抽出物も使っていません。だから、原材料が全部分かります。

食べる歯磨き革命

形状 粉末(ご飯にふりかけるだけ)
対象 犬・猫(生後4ヶ月頃からシニアまで)
内容量 30g/100g(お試し5gもあります)
1日の目安 体重6kg未満 0.5g/6〜15kg 1g/15〜25kg 1.5g
原材料 青パパイヤ、酵素(穀物麹:白米・大麦・玄米・赤米・粟・ヒエ・キビ・タカキビ・黒米)、くま笹、食物繊維、プロポリス
成分 301kcal/100g、炭水化物85.8g/100g
製造 日本
販売者 ドッグダイナー株式会社

歯磨きが嫌いな子でも、ご飯にかけるだけなら、今日からできます。

食べる歯磨き革命を見る

最後に

もちろん、他社の商品でも構いません。

ただ、ひとつだけお願いがあります。

パッケージの裏を、見てください。

人は口をゆすげる。
犬や猫は、全部飲み込む。

だからこそ、何を選んで、何を与えるか。
少しだけ、考えてみてほしいのです。

パッケージの裏を見る。
それだけで、もう大きな一歩です。

よくある質問

Q. 「グレー」は、危険という意味ですか?

A. いいえ。エキス・抽出物・培養物・精製された成分など、原料名からは中身が分かりにくいもの、という意味です。安全性の評価ではありません。

Q. 画像のボトルの色の割合は、配合量ですか?

A. いいえ。原材料の品目数の比率です。配合量は各社とも非公開なので、糖・添加物・グレーそれぞれの量は計算できません。

Q. 社名を伏せているのはなぜですか?

A. 特定の商品を批判するためではなく、「裏面を見る」という習慣を広めるための記事だからです。原材料は各社の公表表示をそのまま書き起こしています。

Q. 犬や猫用の歯磨きサプリに糖が入っていると、歯に悪いのですか?

A. この記事は「入っているか、いないか」を示すもので、歯への影響は判定していません。犬の唾液はアルカリ性で、人より虫歯になりにくいとされています。歯への影響については、獣医師にご相談ください。

Q. 食べる歯磨き革命の炭水化物85.8%は、糖ではないのですか?

A. 青パパイヤ・穀物麹・食物繊維に由来する炭水化物で、砂糖・ブドウ糖・乳糖・オリゴ糖などの糖類は足していません。成分表示の炭水化物には食物繊維も含まれます。

※原材料は各社の公表表示によります(2026年9月時点)。表示は変更される場合があります。
※分類は当社の基準によるものです。グレーは「危険」を意味するものではありません。
※画像の色の割合は原材料の品目数の比率です。配合量ではありません。
※年間の量は、4kg以下の小型犬に各社の目安どおり1日1回与えた場合の計算値です。D社・F社は1日量が公表されていないため推定です。
※炭水化物は成分表示からの差し引き(100−タンパク質−脂質−粗繊維−灰分−水分)で、食物繊維を含みます。
※品目数の多い少ないは、品質の良し悪しを示すものではありません。
※ジェルは塗るもの、粉末は食べるものです。
※本記事は健康食品の情報であり、病気の診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状がある場合は動物病院にご相談ください。