犬猫のストルバイト結石とシュウ酸カルシウム結石では、治療の考え方が違います。ストルバイトは獣医師の管理下で溶かせる場合がありますが、シュウ酸カルシウムは食事や薬で溶かす治療の対象にはなりません。
ただし、トイレでの様子や尿のpHだけで、どちらの石かを決めることはできません。まず診断内容を確かめ、それから食事を相談しましょう。
何度も排尿姿勢を取るのに尿がほとんど出ない・出ないときは、すぐに動物病院へ連絡し、受診してください。吐く、ぐったりする様子があるときも急ぐ必要があります。商品の検討や採尿のために受診を遅らせないでください。
いちばんの違いは「溶かす治療」ができるか
どちらも尿の通り道にできる石ですが、成分が違います。そのため「結石によい食事なら、どれも同じ」とは考えられません。
ストルバイト結石
石の場所や状態などを獣医師が確認し、適している場合は療法食などで溶解を目指します。細菌感染が関わっていれば、その治療も必要です。市販のおやつやサプリで石を溶かせるという意味ではありません。
シュウ酸カルシウム結石
食事や薬で溶かすことはできません。ただし「見つかったら必ず開腹手術」というわけでもありません。場所、大きさ、症状などに応じて、必要な処置や経過の見方を獣医師と相談します。
治療の違いは、Merck Veterinary Manualの犬の尿石症解説と2025年iCatCare猫の下部尿路疾患ガイドラインを参考にしています。
犬と猫では、感染の関わりも違います
犬のストルバイト結石は、尿路の細菌感染に関連するものが多くあります。一方、猫では感染を伴わないものが多く、同じ石の名前でも対応が一律ではありません。犬と猫を一緒に考えず、それぞれの検査結果をもとに主治医へ相談しましょう。
「結晶が出た」は「石がある」と同じ?
尿検査で「結晶が見つかりました」と言われても、それだけで結石があるとは決まりません。逆に、結晶が出ていなくても石がある場合があります。尿に見える結晶と、実際の石の成分が一致しないこともあります。
尿のpHも判断材料の一つですが、それだけでは石の種類を確定できません。食事や採尿してからの時間なども影響します。「アルカリ性だから、この種類のサプリ」と決めず、尿検査や画像検査などで何が分かったのかを聞きましょう。回収できた石の成分分析が役立つ場合もあります。
詳しくは、Merck Veterinary Manualの尿石症の検査・診断解説をご覧ください。
家でごはんを変える前に、確認したいこと
病院で説明を聞いたあと、「いつものおやつは?」「家族があげているふりかけは?」と迷うこともあります。次の受診では、今食べているフード、おやつ、補助食品の商品名と一日量をメモして見せると、相談する内容を整理できます。
聞いておきたいのは、「石の種類は確定していますか、それとも疑いですか」「今は石を溶かすための食事管理中ですか」「普段の食事に追加してよいものはありますか」の三つです。
特に溶解を目指す療法食では、ほかの食品を足さずに続ける必要がある場合があります。よかれと思った少量のおやつも、先に確認してください。尿を酸性にするものを足したり、カルシウムを自己判断で減らしたりすることも避けましょう。
よくある質問
血尿やトイレの回数で、石の種類は分かりますか?
症状だけでは見分けられません。結石以外の原因もあるため、動物病院で確認してください。
尿のpHが変われば、石がなくなったと考えてよいですか?
pHだけでは判断できません。治療の経過や再検査の時期は主治医に確認しましょう。
今日からできることは何ですか?
処方された食事・治療を自己判断で変えず、食べているものを家族で共有することです。尿が出ていない場合は記録より受診を優先してください。
緊急受診の目安の参考:米国獣医外科学会「Urinary Stones」。資料確認日:2026年10月26日。本記事は一般的な情報で、個別の診断や治療に代わるものではありません。
結石の種類に合わせた毎日のケアに
同じ「結石」でも、ストルバイトとシュウ酸カルシウムでは考え方が異なります。だからこそ、ドッグダイナーの「出けっせき(結石)取ります」は、ひとつで全部を済ませず、ストルバイト用・シュウ酸カルシウム用の2種類を用意しています。診断された結石の種類に合わせて選べる設計は、この商品の大きな魅力です。
食材そのものを粉末にした完全無添加の犬猫用サプリで、いつものごはんや療法食にかけるだけ。2026年10月に配合バランスを見直し、毎日無理なく続けやすい形に整えました。結石ケアを「分かりにくくて続けづらいもの」にせず、種類を確認して、その子に合うものを選ぶ。そんな丁寧な毎日を支える商品です。
ストルバイト用・シュウ酸カルシウム用から選べる「出けっせき(結石)取ります」の商品詳細を見る
本商品は結石を治療する医薬品ではありません。種類が分からない場合は先に動物病院で確認し、療法食で治療中の子は追加してよいか獣医師に相談してください。