獣医師 青木 茂

獣医師

青木 茂

あずさわ動物病院

院長

AOKI SHIGERU(Vet.)

 

 

■経歴■

酪農学園獣医学部獣医学科卒業

 

(学生時代は伴侶動物医療学教室、

行動治療科に所属し動物行動学、問題行動を学び

また犬のしつけ教室のスタッフとしてしつけの大切さを学ぶ。)

 

 

卒業後、横浜の動物病院で勤務医を経験し

日本獣医生命科学大学動物医療センターにて研修医(全科)として勤務

 

 

その後、埼玉南部夜間救急動物病院に勤務

 

 

2011年3月東京都板橋区小豆沢に「あずさわ動物病院」を開院

 

 

■コメント■

 

 

皆さんは動物病院にどんなイメージを持っていてどんな時に訪れますか?

動物病院は「病気を予防して治療してもらう場所」というイメージが強いと思います。

それは正論です。

ですが、動物病院の役割としてもっと大切な部分があることはご存知でしょうか?

それは動物と飼い主であるその家族に対する「入り口と出口のケア」です。

 

まず「入り口のケア」とはなんでしょうか?

動物を家庭に迎え入れる際のケアのことです。

「動物を飼いたい」と考えた時に一番に訪れる場所はどこでしょうか?

「ブリーダー、ペットショップ、保護施設などなど」思いつくと思います。 僕はまず最初に動物病院に行って相談することが必要だと思っています。

例えばイヌなのかネコなのか?

または小動物を飼いたいのでしょうか?

散歩はどの位必要なのでしょうか?

大人になるとどの位大きくなるのでしょうか?

ご飯はどの位、どんな物を与えれば良いのでしょうか?

しつけはどうすれば良いのか?

どんな病気になりやすくて、迎え入れる際にどんなことに注意をすれば良いのでしょうか?

ワクチンや定期検診だけでなく、動物を飼う前に病院を訪れて 疑問に思っていること、不安に思っていることをまず動物病院で聞いてみて下さい!

 

飼い始めることは必ず「サヨナラ」が訪れることも説明が必要であると思っています。

いきなり「サヨナラ」を言葉に出すことは不謹慎かもしれませんが、 動物を飼うことは必ずお別れが来ることも飼う前にわかって頂く必要があり、 それだけの覚悟が必要であると僕は思っています。

 

そして「出口のケア」とはどんなことを言うのでしょうか?

動物との最後のお別れの際にケアが必要ということです。

動物病院ですから、動物に対してのケアはもちろんですが、

僕が必要だと思うケアは飼っている飼い主である人間の心のケアのことです。

動物を飼い始める。

家族として迎え入れるということは同時に最後はお別れが訪れるということを意味しています。

動物の寿命は医療の発展と共に伸びてきていますが、人間よりも短く最後は亡くなります。

必ず動物との別れは訪れます。 「ペットロス」という言葉を皆さんはご存知でしょうか?

動物を失った飼い主の悲しみを意味する言葉です。

動物と一緒に生活する時間が長ければ長いほど、その子を好きであればあるほど最後のお別れはとても辛く悲しいものです。

「動物が死んでしまう、どうしても助からない」とわかった時からペットロスは始まります。

そんな時にも動物病院の存在はとても大きいものであり、 動物のケアのみならず、飼い主である家族の心、気持ちに添ったのケアも必要であると僕は考えています。

動物病院は病気の予防と治療をするだけの施設ではありません。

動物を迎え入れて、楽しい生活をしていくサポートをする場であり、 そして必ず最後は訪れる辛くて悲しいサヨナラをしたあとも病院は 飼い主である家族のケアをする必要があると僕は考えています。

 

そんな病院を作って行けたら良いなと思っています。

 

■あずさわ病院■

住所:〒174-0051

東京都板橋区小豆沢4-27-10

 

連絡先:03-5948-7703

 

診察時間:午前9:00から12:00 /午後4:00から19:00

 

休診日:木曜日の午後と金曜日

 

 

 

 

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